研究者(Aging)。ASAGI Labs/東京理科大学/慶應。老化創薬開発、スタートアップ、VC、研究者ネットワーク構築などに従事。a molecular biologist of aging. Chair/CEO at ASAGI Labs foundation and ASAGI Labs. Inc

新しく書き上げた本が手元に届きました。 エイジングって何ものなのか
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トレーニング後のプロテイン、"習慣だから"で飲んでいませんか?過剰なタンパク質(特にロイシン)はmTORC1を働かせ続け、オートファジーを止めます。ただし65歳以上は逆に体重×1.2〜1.6gが必要で(PROT-AGE)、不足はフレイルの原因に。見直したいのは若〜中年の"摂りすぎ"です。
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Our study on OMC1 is now published in Nature Aging! We discovered an oocyte-specific protein that helps maintain chromosome cohesion throughout reproductive life. doi.org/10.1038/s43587-026-0…
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ハム・ソーセージの"毎日食べ"は見直しどき。大規模コホート(Eur Heart J 2026)で、亜硝酸塩などの保存料が多いほど高血圧・心血管リスクが高いと示唆されました。保存料には食中毒予防の役割もあり、ゼロにする必要はなし。観察研究で因果は未確定ですが、常食は生鮮・手作りに寄せましょう。
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栄養を感知するタンパク質Lsp2を失うと、ショウジョウバエは繁殖力を保ったまま長生きする ― ラパマイシンとは異なる寿命制御経路 栄養を感知して細胞の成長を制御するmTORC1は、寿命制御の中心的な経路である。その阻害薬ラパマイシンは多くの生物種で寿命を延ばすが、成長や生殖への影響を伴うことが課題とされてきた。 中国・湖南師範大学 生命科学学院のZongzhao Zhai研究室は、ショウジョウバエを用いて、必須アミノ酸に応答して脂肪体で作られるタンパク質「Lsp2」の役割を解析した。 Lsp2は栄養状態を感知してmTORC1シグナルを増幅し、TOP(5′末端オリゴピリミジン)モチーフを持つmRNA、すなわちリボソームタンパク質をコードするmRNA群の翻訳を選択的に促進していた。 Lsp2を遺伝的に除去するとTOP mRNAの翻訳が選択的に低下し、生殖能力を損なうことなく寿命が大きく延びた。この作用は、ラパマイシンによるmTORC1阻害とは異なる分子経路を介している。 mTORC1全体を抑えるのではなく、その下流の一部だけを調整することで、長寿と生殖の両立が可能になることを示した本研究は、新しい寿命制御標的の考え方を提示している。 nature.com/articles/s41586-0…
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老化細胞除去研究会にも入って頂いている東京理科大学の早野先生がLongevity Scienceの現状についてご講演をして頂くことになりました。 生活習慣や食事と、生物学的年齢との関係についての最新情報は誰でも知っておいた方が良い情報だと思います。 参加申し込みをお待ちしています。
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口の中のありふれた常在菌が、全身の老化を遅らせる可能性 ― AIスクリーニングが見いだしたNeisseria flavescens 腸内細菌と老化の関係は盛んに研究されてきたが、口腔内の細菌が全身の老化速度にどう関わるのかは、ほとんど注目されてこなかった。 中国・北京大学のJing-Dong Jackie Han研究室は、AI統合フレームワーク「AURORA」を用いて多階層のデータから老化を遅らせる可能性のある候補を網羅的に探索し、口腔内の常在菌「Neisseria flavescens(ナイセリア・フラベセンス)」を同定した。 ヒトのコホートでは、老化の進行が遅い人ほどこの菌が多かった。線虫に生きた菌を与えると寿命が延び、運動機能も改善した。高齢マウスに加熱死菌を10週間投与すると、血清メタボローム、肝臓の遺伝子発現、腸内細菌叢が若返りの方向へ変化した。 有益な腸内細菌として知られるAkkermansia muciniphilaとの存在量の相関も認められ、口腔から全身へ波及する効果の存在が示唆されている。 ただし、ヒトでの証拠は関連を示す段階にとどまり、有効成分の同定や臨床試験は今後の課題である。その留保を踏まえたうえで、3つの実験系で一貫した結果を示した本研究は、口腔マイクロバイオームを老化介入の新たな標的として位置づけるものである。 nature.com/articles/s43587-0…
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NADが慢性的に不足すると全身に老化様の変化が現れ、ナイアシンの補充でその大半が回復する エネルギー代謝に必須の補酵素NADは、加齢とともに減少することが知られている。NADを補えば老化を抑えられるという期待は大きいが、そもそも「NADの不足そのものが老化様の変化を引き起こすのか」という因果関係は、十分に検証されていなかった。 米メイヨー・クリニックのEduardo Chini研究室は、ユタ州立大学のMirella Meyer-Ficca、Ralph Meyerらと共同で、ナイアシン(ビタミンB3の一種)に依存するように遺伝子改変したマウスを用い、NAD合成を人為的に制御して慢性的なNAD欠乏状態を作り出した。 NAD欠乏マウスでは全身の組織でNADが枯渇し、細胞老化マーカーの上昇、炎症性の表現型、骨密度の低下、運動耐容能の低下、寿命の短縮など、老化に似た変化が幅広く生じた。 重要なのは、食事にナイアシンを補うことで、これらの表現型と分子レベルの異常の大部分が可逆的に回復した点である。 NAD代謝の維持が全身の老化関連機能低下を防ぐうえで重要であることを、欠乏と補充の両面から示した研究であり、NAD研究に因果関係の土台を与えるモデルとなる。 nature.com/articles/s41467-0…
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腸のために大切なのは「量」より「種類」。American Gut Projectでは、週30種類以上の植物性食品を食べる人ほど腸内細菌の多様性が高く、炎症マーカーが低いという結果に。味噌汁や煮物の具を数えるだけでOK。ただし自己選択バイアスが強いため、あくまで目安として使いましょう。
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寿命を左右する「種を超えた対話」 ― RICTORは腸内細菌由来のビタミンB12とミトコンドリアの品質管理を結ぶ経路を制御する 同じ遺伝子変異であっても、食べるものによって寿命への影響が変わることがある。宿主の遺伝子、栄養、そして腸内細菌がどのように絡み合って老化の速度を決めるのかは、老化研究の重要な論点である。 インド国立免疫学研究所Molecular Aging LaboratoryのArnab Mukhopadhyay研究室(筆頭著者Simran Motwani)は、線虫(C. elegans)を用いて、mTORC2の構成因子であるRICTORに着目した。 RICTORを欠損させた線虫は、ビタミンB12とメチオニンが豊富な餌を与えられた場合に限り、寿命とストレス耐性が顕著に向上した。 その仕組みとして、RICTORの欠損はビタミンB12に依存する2つの酵素(一炭素代謝酵素とプロピオン酸代謝酵素)を介した代謝の再編を引き起こす。後者の活性化によって蓄積した代謝物がミトコンドリアの断片化を促し、損傷したミトコンドリアを選択的に分解するマイトファジーを活性化する。 若齢期に確立されたこのミトコンドリア品質管理が生涯にわたって維持されることが、寿命延伸の基盤となっていた。栄養・宿主・微生物の相互作用という観点から、老化制御の新たな経路を示した研究である。 nature.com/articles/s41467-0…
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4時起きで始発の電車に乗って、台風が接近する長崎へ 台風の進路予想の円って、デカすぎて、進路方向と移動速度が読めなくて、帰りの飛行機がキャンセルになるか数日後まで教えてくれない。 なので、とりあえず学会に行くしかない 帰れるかな…
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玉ねぎ・ごぼう・ねぎを毎日2〜3種類。含まれるイヌリンは、アッカーマンシアなど"長寿関連菌"を選んで増やします(Gut 2013)。サプリより食材のほうが副作用がなく確実。ただしIBSでFODMAPに過敏な方はお腹が張りやすいので、少量から徐々に増やし、合わなければやめましょう。
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高齢になってから始めたセマグルチドが、食事量を減らさずにメスマウスの老化を遅らせ寿命を延ばす 寿命を延ばす介入として最も確立しているのはカロリー制限であるが、長期にわたり食事量を減らすことは現実には難しい。一方、肥満治療薬として普及したGLP-1受容体作動薬が老化そのものに作用するのかは、大きな関心事となっていた。 米カリフォルニア大学バークレー校 代謝生物学・栄養学部門のDanica Chen研究室(筆頭著者Yufan Feng)は、20か月齢(ヒト換算で60代相当)の健康なメスマウスにセマグルチドを3か月間投与し、その後の寿命と健康指標を生涯にわたって追跡した。 投与群では平均寿命が対照群より約100日延び、筋力と認知機能も改善した。炎症マーカーの低下と組織再生能の改善も認められている。 24%のカロリー制限との比較では、探索行動、空間記憶、血糖維持能においてセマグルチド群がカロリー制限群を上回った。また、代謝率はカロリー制限群とは異なり正常範囲に保たれていた。 これらの結果は、GLP-1受容体シグナルがカロリー制限とは独立した老化抑制経路を活性化している可能性を示唆する。メスマウスでの結果である点には留意が必要だが、既承認薬の老化研究への応用可能性を強く印象づける成果である。 nature.com/articles/s41586-0…
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ご飯は一度冷やしてから食べるのがおすすめ。冷やすとレジスタントスターチが増え、腸内細菌が酪酸(短鎖脂肪酸)を作ります。酪酸は大腸のエネルギー源で、腸-脳軸の炎症を鎮める働きも。増加は2〜3倍と劇的ではありませんが手間はゼロ。SIBOやIBSの方はお腹が張りやすいので少量から。
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腎臓の老化細胞は「諸刃の剣」 ― 修復を助ける一方で、慢性的な蓄積は機能低下と線維化を促す 老化細胞を除去すれば臓器は若返る、という単純な図式は腎臓には当てはまらない可能性がある。老化細胞は有害な存在として語られることが多いが、その役割は場面によって異なるからである。 英エディンバラ大学のDavid Ferenbach研究室(エディンバラ王立病院腎臓内科)は、腎臓における細胞老化の役割を整理した総説を発表した。 発生の過程や急性障害後の修復期には、老化細胞は一過性かつ適応的に生じ、組織の修復に寄与する。これに対し、加齢や慢性腎臓病では老化細胞が持続的に蓄積し、老化関連分泌表現型(SASP)を介して炎症と線維化を慢性的に促進する。 本総説は、老化細胞を選択的に除去するセノリティクスと、老化細胞の有害な性質だけを抑えるセノモルフィクスについて、前臨床・臨床開発の動向を概観している。 そのうえで、老化細胞を特異的かつ定量的に検出できる標準化バイオマーカーの欠如が、臨床応用における主要な課題であると指摘する。「いつ、どの老化細胞を標的にするか」という問いの重要性を、腎臓という臓器を通して示した総説である。 nature.com/articles/s41581-0…
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2026年11月19日(木)は、順天堂大学で開催される2026 HEALTHY LONGEVITY AND MEDICINE CONFERENCEのDiversity of Agingのセッションで講演予定です。詳細はこちら。hlmconference.com/
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「高齢者が多いから長寿市場は大きい」は、課題の大きさと購買の成立を混同している。価値が分かれて届くなら、予算も意思決定も一つではない。日本で先に競うべきは老化を大きく語る力より、誰の損失をどの指標で減らすかを設計する力。市場は、この接続の設計で決まると考えています。 okusan.m-newsletter.com/post…
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肝臓が分泌するヘパソシンは、AMPKを活性化して肝臓の老化を防ぎ再生力を保つ ― 加齢とともにマウスでもヒトでも減少 肝臓は高い再生能力を持つ臓器であるが、その力は加齢とともに衰える。高齢者では肝切除後の回復が遅れることが臨床的にも知られているものの、何がこの衰えを引き起こすのかは十分に解明されていなかった。 中国・北京放射医学研究所のXiaoming Yang、Miao Yuらの研究グループは、肝細胞から分泌されるホルモン様タンパク質「ヘパソシン(HPS/FGL1)」が、マウスとヒトの双方で加齢とともに減少することを見いだした。 ヘパソシンはAMPKを直接活性化することで肝細胞の老化を防ぎ、オートファジーを維持している。ヘパソシンを欠損した老齢マウスでは、部分肝切除後の肝再生が著しく障害され、死亡率の上昇と回復の遅延が認められた。 この異常はAMPKを活性化する薬剤の投与によって改善した。また、正常な老齢マウスに外からヘパソシンを補充することでも、肝臓の再生能力が向上した。 ヘパソシン-AMPK経路が加齢性の肝老化に対する保護因子であることを示した本研究は、高齢者の肝機能低下に対する新たな治療標的を提示するものである。 nature.com/articles/s41392-0…
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