知らない人には何が何だかわからないと思うので、「徳島文化芸術ホール」問題について解説します🏫
もともと世界的な建築家・石上純也さんの案が選ばれ、実施設計まで完成していた。かっこいいから検索してみて。本来なら今年、大ホールが完成しているはずだった。
だけど2023年に当選した後藤田知事が「コスト削減」を掲げて、建設地を変えて設計をやり直す方針に転換。ただし新案は事業者公募が不調続き。「安く・早く」は無理になり、資材高騰で結果的に高くつきそうな状態。
ここまでは両者に立場があるのはわかる。コスト削減を訴える気持ちもわかる。
だけど、本当にやばい問題(そして現在進行形)は、日本建築家協会が企画した展覧会を、県が中止に追い込んだこと。
理由は「県の目指すまちづくりにつながらず」とのこと。(『徳島新聞』2026年6月1日朝刊)
これって、権力による検閲的な手法であり、表現の自由の侵害なんだよね。権威主義国家のやり口。
確かに展覧会は、県有地にある民間のコミュニティスペースで開催される。だけど公共の場所で権力に対する批評ができないとなれば、それはもう民主主義国家ではない。
今回の徳島県の理屈が通れば、道路を使うデモ、公園での平和集会、図書館での反戦勉強会なんてものも、「国の目指す国づくりにつながらない」という理由で禁止されることになる。
はっきりいって大問題です。そして皮肉なのは、これが「徳島文化芸術ホール」をめぐる問題だということ。文化ホールを作る前に、文化そのものを壊してどうするんだろう。