人間の幹細胞から育てた「ミニ脳」を人型ロボットの頭脳として組み込めたとの報告です。
同じ練習量の通常のニューラルネットワークより成績が良く、消費エネルギーも少ないそうです。
①ロボットのカメラが見た映像を電気刺激の模様に変換
②ミニ脳に送る
③返ってきた神経の反応を読み取る
④「左手でつかむ」「前に進む」といった指示に変える
という仕組みです。
インディアナ大学の研究者らによる報告。
ミニ脳は3か月かけて育てた直径数ミリほどの神経組織で、電極チップの上に載せられています。
文字ブロックの「I」なら左手、「U」なら右手でつかむという課題では、約9割の正解率。
繰り返し練習すると成績が上がり、しかも予めレーザー追跡で練習したミニ脳は、初めての「つかむ」課題でも練習なしのものより高い正解率を出しました。
なお、培養装置や計測機器はまだ大がかりで、ミニ脳の個体差や再現性といった課題も残っています。
そして研究者らは、倫理面の議論も慎重に進める必要があるとしています。